早期教育が子供に与える悪影響について

早期教育が子供に与える悪影響について

早期教育をする際に気になるのが、早期教育が子供に悪影響を与えるのではないか？ということです。

もしも本当に早期教育が子供に悪影響を与えてしまうなら、早期教育をやるべきではありません。早期教育の悪影響について、詳しく紹介します。

世間で言われている早期教育への悪影響

早期教育の悪影響については、早期教育に時間を取られて他のことができなくなったり、早期教育で子供にストレスを与えてしまうなどといった悪影響の指摘があります。

最近では、早期教育自体が子供に悪影響であるという論調は少なくなっています。例えば「早期教育をすると脳にダメージを与える」とか、「早期教育で育った子は犯罪者が多い」といったことを言う人はほとんど見かけなくなりました。

早期教育が他の時間を圧迫する悪影響

早期教育でお勉強の時間を取りすぎて、他のことをする時間が少なくなってしまうという悪影響が考えられます。

分かりやすい例としては、睡眠時間を削ってしまうケースがあります。幼少期の睡眠は重要で（どの年齢でも重要ですけど）、睡眠を十分にとれないと発達に影響があると言われています。睡眠時間を削ったら悪影響があると考えるのは自然なことですが、母親が働いていたりすると、平日は帰宅後しか教育できるチャンスが無いので、その時間に無理にやって失敗することなどもあるようです。

他にも、遊びの時間や子供の自由時間が減ってしまうのも悪影響があると考えられます。

これらすべてに共通する解決法は、早期教育に時間を取りすぎないことです。

次の項でも述べますが、見た目は教育のように見えないけれど実質的に教育の効果がある遊びを取り入れるという手がお勧めです。

子供の意思に反する悪影響

また、子供の意思を無視してしまうのも悪影響があります。子供がやりたくないことを強要されると、勉強嫌いになったり、ストレスが溜まって心身に支障をきたす可能性があります。

こういった問題を解決するためにおすすめなのが、子供が楽しく取り組めるような、遊びを取り入れた早期教育です。

子供としては楽しく遊んでいるだけなのですが、実はその遊びの中に教育要素が詰まっている、そんな遊びをすれば、子供にストレスを与えることなく教育することが可能です。

遊びを取り入れた早期教育については別の記事でまとめる予定です。

教え方による悪影響

早期教育では、親が自己流で教えるケースが多いですが、その教え方についても、いわゆる英才教育の世界をよく理解していないと失敗する例があります。

そもそも教育というのはインプット（知識を身に着ける）と、アウトプット（自分で考えて披露する）のセットなのですが、素人が行う教育はインプットに偏る傾向があります。そうなると、子供が受け身になってしまったり、自主性が育たなくなるなどの悪影響があります。

小学校受験（お受験）に挑戦するとなると、他の子との競争が発生します。お受験は親同士の戦いですから、親がヒートアップしてしまうと、子供に過度な負担を与えたり、親からのプレッシャーで子供がストレスを感じることがあります。

専門の教室に通わせるなどして、親からのプレッシャーを少なくする工夫があると良いでしょう。