早期教育は無駄?
ネット上ではよく「早期教育は無駄だ」「早期教育は意味がない」という極端な意見が見受けられます。
早期教育は、本当に無駄で意味がないのでしょうか?
早期教育が無駄になってしまうケース
早期教育が無駄になってしまうケースで一番多いのは、途中で早期教育をやめてしまうことです。
早期教育は、それだけで完結する教育ではありません。その先の教育をするうえで有利にスタートするというのが早期教育です。そのため、早期教育を途中でやめてしまうと、無駄になって意味がなくなることがあります。
先取り教育が無駄になる
例えば早期教育によって先取り教育をしていた場合、先取りをやめれば他の子に追いつかれるのは当たり前のことです。小学校入学までに足し算を教えていても、1年生から何も特別なことをしなければ、学校でみんなが足し算を覚えたらそこで早期教育の効果は終わります。
先取り教育としての早期教育の効果を発揮し続けたいなら、みんなが足し算を覚えている間に引き算を覚え、引き算を覚えている間に掛け算を覚え…と常に先取りを続ける必要があります。
先取り教育については別の記事でまとめる予定です。
折角獲得した特殊な技能が無駄になる
早期教育で特殊な技能を獲得した場合についても同様です。例えば幼児期に英語をたくさん聞かせると、簡単な英語を聞き取れるようになります。しかしその後英語に触れることがなくなれば、自然と英語もできなくなります。
このように、早期教育でやったことを途中でやめてしまって意味がなくなることを指して「早期教育は無駄だ」と表現されることが多いようです。
早期教育が無駄という記事には需要がある
早期教育は無駄だという内容のタイトルが付いているネットの記事は、よく読むと全然早期教育が無駄だなんて言っていないものが多いです。
これは、早期教育が無駄という記事には需要があり、アクセス数を稼げるためです。
早期教育が無駄だと言われてしまう理由まとめ
- 早期教育は無駄だというタイトルの記事が多く出回っていますが、実際に早期教育を否定していない記事にもそのようなタイトルが付いていることがあります。
- いっぽう、本当に早期教育は意味がないと言っている人は、ほとんどが途中で早期教育をやめていたり、間違った早期教育をしています。
- また、早期教育はその後の教育と比べて「コスパが悪い」というべきところを、論理を飛躍させて「早期教育は無駄だ」としてしまっている人もたくさんいます。
早期教育のコスパについては別の記事でまとめる予定です。
早期教育が無駄にならない例
うちの子供は、幼稚園の年長までに中1までの算数をできるようになりました。また、漢字は小学4年生まで書けるようになりました。
その後、算数は続けて小1で中3の内容まで理解したので、それを用いて中学物理などを教えることができています。しかし漢字はやめてしまったので、どんどん書けなくなってきています。
早期教育に意味がないということはありません。しかし早期教育の効果を持続させるには、定期的なメンテナンスが必要です。そこまで含めて早期教育を計画すれば、無駄にならない早期教育を行うことができます。
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