赤ちゃんへの早期教育は可能なの?

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赤ちゃんへの早期教育は可能なの?

早期教育というのは、早くから教育をするという意味です。その意味においては、赤ちゃんへの早期教育も理論上は可能ということになります。

しかし赤ちゃんに早期教育をするなどということは、実際に可能なのでしょうか?

赤ちゃんへの早期教育とは

まず赤ちゃんへの早期教育と聞いて、「何を教えるの?」と思った人は、早期教育の認識が間違っている可能性があります。早期教育というのは、知識や計算などを教えることだけではありません。

早期教育については別の記事でまとめる予定です。

赤ちゃんへの早期教育として有効なのは、赤ちゃんに対して様々な働きかけをすることです。

例えば、あちこちから声をかけられたら、音の聞こえる方向について理解できます。例えば右から声が聞こえたらこんな聞こえ方をするのだな、と分かるわけです(右という言葉はまだ分かりませんが)。

また、ものが近づいてきたり遠ざかってきたりしたら、自分の視覚と距離の関係に気づくきっかけになるかもしれません。自分の後ろは見えないが左後ろと右後ろは繋がっているんだな、と気づいたりもするでしょう。

ここで挙げたのはほんの一例ですし正しいかどうかも分かりませんが、とにかく赤ちゃんと様々なコミュニケーションを取ることで、刺激を与え、赤ちゃんに様々な気付きを得てもらうことは、赤ちゃんの脳に良い刺激を与えられると考えられます。

赤ちゃんへの早期教育の具体例

  • 語りかける…子供の脳に刺激を与えるという意味では内容は何でもよいのですが、短い言葉をゆっくり、定期的に何度も使うことで、赤ちゃんにその言葉の存在に気付いてもらうことができるのではと考えています。
  • 本を読み聞かせる…母親・父親の声を覚えたり、日本語の音としての特徴を覚えたりする効果があると思われます。何度も聞くことで気づきを得ることがあると考えられるので、あまり多くの本を読むより、短い期間の間に同じ本を読むほうが良いと個人的には考えています。
  • おもちゃを与える…目・耳・手などでそのものに触れることで、様々な気付きを得られると思われます。赤ちゃんは五感をフルに使うので、口に入れること(触覚・味覚)も重要です。おもちゃを口に入れさせないことより、口に入れても大丈夫なおもちゃを選びましょう。
なお、これらの行為はあくまで赤ちゃんが今何かを学び取るだけのもので、赤ちゃんの記憶としては残らないと思います。大人になっても赤ちゃんの時の記憶があると主張している人は、物心がついた後で親から「あなたが赤ちゃんの頃はこれこれこうだったのよ」と教えてもらったものを、自分の記憶と勘違いしていると思われます。

我が家で実際に与えた本やおもちゃについては別の記事でまとめる予定です。ただどのような方法で早期教育するにしても、できるだけ

  • 同じものを何度も繰り返す
  • ゆっくりやる

ということが重要と考えています。赤ちゃんは目の前にあるものの存在を認識するのに時間がかかるためです。

赤ちゃんへの早期教育で意外な効果も…

個人的にはこちらの効果の方が大きいと思うのですが、赤ちゃんに様々な働きかけをすることで、親の精神状態が安定します。特に母親は、子供を産んだ直後からしばらくは体力的にも精神的にも不安定な状態になります。その時期に、自分が赤ちゃんに対して何かをしてあげられることは、それ自体が嬉しかったりしますよね。

赤ちゃんへの早期教育は大変

赤ちゃんへの早期教育は、全く確立されていません。理由としては、こちらが何をやっても赤ちゃんが反応を返してくれないから、科学的な実験や研究がほとんどされていないというのが大きいです。

そのため、赤ちゃんへの早期教育は、元々コスパの悪い早期教育の中でも特にコスパが悪いと思います(時間効率、金銭効率どちらにおいても)。また、もしかしたら意味がほとんどないかもしれません。

赤ちゃんへの早期教育は、やらなくても全く問題ないと思います。どうしてもやりたい人だけがやれば良いですが、もしかしたら意味がないかもしれないというところまで理解したうえで早期教育をやり、実際に意味が無くても「でも楽しかったな」と思えるくらいがちょうど良いと思います。言うまでもないことですが、赤ちゃんに負荷やストレスをかけるのは避けたいところです。

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